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山形の旅路3 [高齢者とのくらし]

山形の旅路2のつづきです。

3日目最終日のまとめです、無駄に長い文になってしまい、内容もごちゃごちゃですが、
あくまで個人的な備忘録です。

昨夜 妹と「大浴場が夜と朝で男湯と女湯が入れ替わるから朝も入りたいね」と話していたので、
朝5時前に妹が爆睡している私をツンツンして「今からお風呂行くけど...」と言ってきました。

私「...(=_=)zzz 随分朝早く起きれたねぇ...。。。」

妹「ゆうべお姉ちゃんもお兄ちゃんもさっさと爆睡してさ、お酒飲んでたから結構いびきかいてたよ!
  私は全然眠れなかった。これからお風呂行くから。」

とのこと^^; ちょっと不機嫌...? 
アルコールを飲まない妹は、寝ちゃったモン勝ちの私と弟にちょっとイラっときたようです(笑)^^;
夜中の父のトイレは妹が付き添ってくれたみたいでした。
まぁ、いいじゃん、、、普段は経験できないことなんだからさぁw

そういうわけで先にさっさとお風呂に行かれちゃったので、私も後を追うように朝の大浴場へ行きました。
朝の女湯は最上階なので見晴らしがいいはずなのですが、まだ陽が昇る前なので真っ暗な山と空が見えました。
早朝でも、結構次々とお風呂に来る人はいました。
朝の温泉なんて、そう滅多に入る機会もないのでジワー――と体に染み込ませるような気分で入りました。
あーー、もう今日は東京へ帰るから、帰ったら現実が待ってるわぁ。。


そしてお楽しみの朝食♪
前日と同じ、父母には席で待っててもらい、手分けして取りに何度も往復し、
ようやく自分の分をゲット♪
前日と同じ、ここでも鳥海ヨーグルトがありました♪

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朝食後、売店でお土産を物色。段ボールをもらってお土産と衣類などの荷物を宅急便で送りました。


4年前にこの宿に泊まった時は、もっとくつろげて充実感があったのに、
なんだか今回はバタバタしてあっけなく感じました...もったいなかったけれどまぁ仕方ないか。。
とにかく今回は父母がよければそれでよしです。

5人で行ったことに意義がある、そう思って。1114b.jpg

この日の予定
■午前中 母、友達と会う(その間、父、私たちは時間つぶし)
■午後  仙台へ移動、母の弟夫婦と会う
■夕方  車を仙台で返却し、仙台から新幹線で帰京

すべて母の予定しかなかったので、父がどれだけ我慢できるかがカギでした。

チェックアウト前に何度もトイレに行くのでロスタイム。
チェックアウトして、母の友達と待ち合わせの約束していた山形駅に向かいました。
3日目にして天気が回復して青空も見えます。

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細かいロスタイムがあって出発が遅れたせいで、少々時間オーバーしてしまいました。
待ち合わせの場所に着いたら、母の友達はしゃがんで待っていました^^;
その友達とは4年前にも会っていて、母とは同期入社の人です。

私「お待たせしてすみませんー」
母の友達「(母の腕に抱きついて)うわぁー!来てくれてありがとう!」
そのままふたりはレストランへ入って行きました。


さて、母がランチの間、父・私・弟・妹でしばしドライブ。
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父「お母さんはどこへ行ったの?」
私「お母さんは友達と会ってお昼食べるから私たちはその間時間をつぶすんだよ。
  あとでお母さんを迎えに行って、それから仙台のおじさん(母の弟)と会って
  それから新幹線で帰るから東京に着くのが遅くなるよ。
  もし早く家に帰りたいなら、仙台に寄らずに私とふたりで先に東京に帰ってもいいんだよ。
  どうする?先に私と東京に帰る?
  それともみんなと一緒に仙台から東京に帰る方を選ぶ?どっちにする?」

早く帰りたい気持ちと、母と一緒に行動する方が安心する気持ちでしばし考え込む父でしたが、

父「......そうだな...みんなと一緒の旅行も滅多にないことだから、
   みんなと一緒に行動するよ、仙台回って一緒に帰るよ。」

ということで、じゃぁまずはお土産に買って帰りたかった有名なお豆のお店にGo!
...ところがなんと定休日(><)ショック
気を取り直して...
地元の物産を買いに、あちこちのお店をはしごしました。
そば街道と言われるMAPがあって気になるお店があったので、お昼はそこで食べようと言っていたのですが、
母を迎えに行くまでの時間が思ったよりなく、そのまま道の駅の食堂でランチしました。

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食事後にトイレタイム。
母をピックアップする時間が迫っていたので、急いでまた山形駅へ向かいました。
予定していた時間より15分くらい遅れそうだったので、母に電話しました。

そして約束の山形駅に着きましたが、母の姿は見えません。...あれ?どこにいるの?もしかしてまだお店?
お店を覗きに行ってみると、楽しそうに食事している母の姿が!(><)

私「ちょ..ちょっと!何やってんの!」
母「遅れるっていうからグラタンを追加注文して、ふたりで今食べてるところ~」
...はぁ???"(-""-)"
ちょっと遅れるっていう電話でグラタン注文する?
どうしよう...時間がないのに。。。

車に戻って状況を弟に伝えると
弟「なんでグラタンなんて注文するんだよ!もう時間ないから!仙台に行かないと!」
...私にそう言われても...((+_+)) 母も時間感覚がわからなくなってる。。

妹にhelp

私「私は言えない(言うのが苦手)から、あなたからお母さんに切り上げるように言ってきてもらえるかな...」
とお願いしました。。

数分後、妹がレストランから母と母の友達を連れてきました。

母「ごめんねぇ、もう行く時間なんだって。」
母の友達「こちらこそ、楽しかったわぁ」
私「急がせてしまってすみません。」

ツーショットをパチリ☆
母の友達「お母さんを連れて来てくれて本当にありがとうね。また会いたいから絶対また来てね!」

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後日この写真↑は、お送りしました♪

別れは名残惜しいですが、予定していた時間より遅くなっていたので、
山形から仙台へ向かいました、車で一時間弱の移動時間です。

待ち合わせ場所は アグリエの森 秋保(あきう)ヴィレッジ です。仙台の物産展のような場所で
15時前に着くことができました。


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おじは前立腺がんの手術後、紙パンツが手放せないとか経過観察での病院通いが遠くて大変
とのことでしたが、元気そうでよかったです。
コーヒーを飲みながらみんなで30分くらいおしゃべりしました。
私から ひとりに戻った報告 をしたらビックリされました...^^;
おじ夫婦にも会えたし、いよいよ東京に帰るために仙台駅へ出発です。
途中で母がトイレに行きたいと言うので...大型量販店へ...。

時間を30分オーバーして仙台駅近くのレンタカーショップに車を返却し、
駅で手荷物をまとめ直し、トイレタイムを取り新幹線自由席切符を買いました。
もう18時近くだったので、出張帰りのサラリーマンが多い時間帯ということもあり、
時間はかかるけど確実に座れる仙台駅始発の各駅停車の新幹線にしました。

父の腹時計はいつもならとっくにお腹が鳴ってる時間ですが、、、、
とにかく食事は我慢してもらいました。
東京駅着は20:30頃でした。

車内は行きとは雰囲気はまるで違っていて、ほぼ通勤や出張で乗っている人が多かったです。
車中母はほとんど目をつぶって寝ている様子でしたが、
父はアドレナリンが出ているのか、目をキョロキョロさせて異様な雰囲気でした。
家では、こういう時は対応を間違うと怒鳴ったり大きな声を出したりすることが多いので、
私はなるべく父と目を合わさずにいました。
妹にそのことを伝えると、妹は父と目が合うと

うんうん^^

と、うなずき、父の質問に優しく簡単に返答していました。
もうこの時点で、父は山形のことも仙台のことも忘れています。
なぜ自分は今新幹線に乗っているのかもわかりません。
妹は幼稚園教諭なのでその辺りの扱いは上手です。
私と違ってすぐイラっとしない性格でやさしいのです^^;こういうところ見習わないとなぁ...
結局父は寝ることはなかったです。
帰りの新幹線で、父はもう旅の全てを忘れていました。
山形のお墓参りも仙台から乗ったことも。

ようやく東京駅に着いて、ここで妹とはお別れです。
21時を過ぎ、八重洲口を出て父母弟私の4人でタクシーに乗り自宅へ向かいます。
夕食をまだ食べていませんでしたが、父は食事のことは気にしていなかったので、
とにかくこのまま帰宅を目指しました。
車中「いったいここはどこなんだ?どこにいるんだかさっぱりわからない」
などブツブツ言いはじめていました^^;

途中で弟を降ろし、やっと自宅に着いたのは22時半頃。「ただいま~」
そのまま台所に直行し、急いで冷凍庫にあったごはんやおかずをチンして、
簡単な遅い夕食を父母に出しました。
23時半、遅い夕食を済ませ、父と母には寝るよう部屋へ送り、
ようやく私はそのあとパンを少しかじりながらお土産や荷物の整理したりしていましたが、
興奮状態にあるのか 父が何度も起きてきて一階と二階をウロウロ徘徊していました。

弟・妹にお疲れ様メールをして、旅が無事に終了しました。
かたずけを終えて私が寝たのは2時過ぎでした。

*****

<翌日>

旅行から帰った次の日は父のディサービスの日でした。
父が疲れていつも通りに起きられないようだったら休ませようと思っていましたが、
旅行のことも覚えておらずいつも通りに起床したので そのままディサービス行かせました。

ディサービスでは連絡ノートがあって 毎回デイでの様子や連絡事項が書いてありますが、
今回の旅行中父はディサービスを一日休んでいるのでその日のページはありません。
父は日頃からこのノートとカレンダーを照らし合わせてはチェックしているので、
もし日付が飛んでいることに気がつけば
「なぜ一日分足りないんだ、休んでなんかいない、旅行など行ってない」など言い出して
納得させるための説明に一時間も費やさなくてはならないことは目に見えている(笑)ので、
帰宅後父がノートをチェックする前に、一年くらい前の過去のページをコピペして
日付けだけ休んだ日に書き換えてコソッと差し込んでおきましたwww
父がノートをめくりながらカレンダーをガン見...(>人<)ヒェー!バレませんように(笑)

旅行の疲れもなく、父母ふたりともいつも通りの翌日でした。
妹は旅の疲れからか、次の日は体調が悪く一日寝ていたそうです。^^;

でも無事に行って帰ってこれてよかったです。父母は楽しめたのかな。
私は勝手に5人で行けたということが何よりよかったことだと思っているけれど。
楽しかったとかゆっくりできたとか、そういうのは全くない旅でした。
ただとにかく予定通り事が運ぶだけに気を入れていたという感じでした。
幼稚園児以上に高齢者の付き添いの旅は大変だと実感しました。

とくに気を使ったのは
歩く距離(なるべく少ない歩数や人混みなど)
手荷物(全部持ってあげる)
寒さ(上着など用意)
客室・トイレの段差(転倒注意)
トイレタイム(回数多し、時間長し)


記事は主に父のことばかり書いていますが
母に手がかからなかったわけではなく、
勝手な勘違いや わがままな態度や悪気のないKY発言連発でイライラさせられました。
(父とはまた真逆のボケ方になっています。)

体力的な負担を軽くするために今回の旅はいつも以上にお金も時間もかかりました。
楽しい思い出になるような旅ではなかったけれど、
普段近くでみれない弟・妹と一緒に
きょうだいで力を合わせたことは、今後の残りの介護生活の理解に役立つものだと信じたいです。

普段はなかなかきょうだい三人だけで集まることができないので、
この2泊中に今後の親のことについて三人だけでゆっくり話がしたいと私は考えていましたが、
実際は常に世話をやいたり、相手になったり、見守っていたりの連続で三人とも疲れてしまい、
話をする機会もタイミングも気力(←これが一番大きいかな)もなかったのが残念でした。


見たよ♫(8)  コメント(4) 
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見たよ♫ 8

コメント 4

Rchoose19

とにもかくにも、お疲れさまでしたぁ。
朝風呂は入れて良かったですね♪
最後まで景色は見えなかったのかしら?
いろいろ思ったのは、お年寄りを連れての旅行は
時間い余裕の上にも余裕を持たないと駄目だってことねぇ・・
おトイレ休憩にしても、お食事にしても、大変なんですねぇ。。。
ご兄弟で、いろいろ情報が共有できたことは良かったですよね。
話だけでは、理解できない部分も多いですものねぇ。
お父上が帰りの電車の中ですべて忘れちゃってるっていうのも
少し悲しいお話ですが。。。。。
昨日のことは忘れちゃっても、ある日突然、
思い出すこともあるのかもしれないですもんね。
行って正解だったのだと思いますよ~~♪

by Rchoose19 (2023-12-25 13:01) 

めりー

★Rchoose19さん
 ありがとうございます。
 朝風呂は最高でしたが、ちょっと時間が早かったです。
 景色はうっすらと明けはじめていましたが、山は真っ黒にしか見えなくて^^;
 6時頃ならもう少し見えたかもしれません。
 余裕 X 余裕 で予定を立てても、ロスタイムが多すぎて。。^^;
 二日とも夕食はお酒も飲んで楽しんだのに、帰りには忘れてるから
 かなしいというかせつないというか、そんな思いもありますが、
 Rcさんがおっしゃるように、こころのどこかに楽しい記憶は残っていると思います♪
by めりー (2023-12-27 14:05) 

リンさん

盛りだくさんの旅でしたね。
お父さま、覚えてないんですね。
楽しかったのに、残念ですね。
みんなで写真を撮るのって、思い出になっていいですね。
そういえ、ば出かけても写真を撮ることが少なくなりました。
本当にお疲れさまでした。
by リンさん (2023-12-31 16:22) 

めりー

★リンさん
 ありがとうございます。
 ほんとそうですね、写真撮ることも減りましたし、
 それを振り返って見ることも減りました。
 今回はもっと写真を撮りたかったのですが、
 バタバタしすぎてそれどころではなかった...
 帰宅してから一番悔やまれます^^;
by めりー (2023-12-31 18:32) 

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