山形の旅路２

山形の旅路１のつづきです。

寒波の影響で積雪の可能性もあった予報でしたが、朝起きて外を確認すると雪はなくひと安心でしたが、
空には黒っぽい雲の塊とその切れ目から少しの青空が見え隠れしていて、どうみても天気は良くなさそうでした。
二日目はタイトなスケジュール。夕方の宿のチェックインまでに予定通りに進むか、そればかりが心配でした。

昨夜は父のトイレや母の寝息が気になってほとんど眠れませんでしたが、
朝のバイキングでリフレッシュ♪

でも部屋を出るまでに何度もトイレタイム。
行くよって言うと「あ、ちょっとトイレ行ってくる」の繰り返し＾＾；

ようやく会場に到着し、
父母を席に座らせ妹と手分けして食事を取りに行き先に食べ始めてもらい自分の分を取りに。
ヨーグルトがとてもおいしそうだったので、
よくばって 鳥海ヨーグルト（鳥海山にちなんだ名前かな）てんこ盛り＾＾；
さぁ、やっと食べよう～♪と思ったら、
「あら！ヨーグルトがあるなら私たちも食べたいわ、あとコーヒーも欲しいし。」
ハイハイ...再び取りに行く...
すると今度は父がおかわり欲しいとか...いや、トイレに行きたいと＾＾；
トイレの付き添いは弟に任せて

やっと食べられます♪

ヨーグルトがおいしすぎておかわりしました♪

食事が終わったら再びのトイレタイム、薬の服用、そして荷物をまとめてチェックアウトの準備です。
父と母の分に自分の荷物の整理...もうわけわからなくなりそう＠＠。
私が準備に手こずっていたので、
チェックアウト前に 予約していたレンタカーを弟妹が取りに行ってくれました。
もう一度トイレに寄ってから出発です。

旅館の玄関先でハイポーズ☆　私は一番右端。


さぁ車でGo♪
荷物も多いし疲れないようにということで、ちょっと大きめのノアにしました。


この日の予定
■午前中　父実家墓参り、実家訪問
■お昼　　母実家訪問、母の妹と一緒に昼食
■午後　　母実家墓参り、母の兄のお見舞い
今夜の宿泊先はかみのやま温泉、チェックイン予定は17:00


天童温泉から実家のお墓へ向かう途中のスーパーでお供え用の花を買い、トイレタイム。
山の方から黒い雲がどんどん流れてきては雨がザーッと降り小雨に、というのを繰り返す空模様。
お墓は山の方にあるので天気大丈夫なんだろうか...
父にとって一番のメインイベントなんだから、そんなに降らないで（＞＜）
せっかく東京からはるばる来たんだから！お願い！
この雲、ほんと邪魔だわ。。。




お墓に着いたら小雨だったので、よし今のうちに！と花をお供えしてお線香など準備するも、
雨がザーーーッ...
父や母が濡れないよう傘をさして、道具が..カメラが..もう自分は濡れていいや！（＞＜）
父はお墓の前でしゃがんでお参りしようとしましたが、膝を曲げることができずひっくり返りそうに。
結局立ったまま簡単にお参りすることにしました。

写真ももっと撮りたかったけれど、雨のせいでお参りするのもやっと。
とりあえずなんとか形になったからよしとしました＾＾；


このあと父の実家を訪ねましたが、あいにく応答なし。。
父の兄はデイサービスに行ってるけれど、おばさんは在宅のはずなんだけどな...。（汗）
（いろんな諸事情で事前連絡はしていませんでした。）

弟「やっぱちゃんと連絡入れておかないとダメでしょー！」

　　"(-""-)"...そんなことはわかってるよ、でも前もって言うと（前回がそうだった）
　　おじさんのディを休ませたり、お土産や食事を用意したりするから
　　そういうことさせたくなかったとか、いろいろあるのョｗｗ

仕方がないので、夕方に時間があればもう一度寄ってみることにして、次の予定へ。

父の実家から母の実家へは車で15分くらいのところです。
実家には母の妹が住んでいて、近くのお店で一緒にお昼を食べました。
　↓　肉そば（山形の肉そばはネギと鳥肉です。）


食べている間、外はスコールのような雨が降っていたのですが、
食べ終わって外に出てみると小降りになっていて虹がみえました。



お店でトイレを借りたあと
おばも一緒にお墓参りをしました。
和尚さんが出てきてお墓の前でお経をあげてくれましたが、お経が始まるとまたまた雨が（＞＜）
とにかく父と母があまり雨に濡れないようにしないと。。




お寺でもトイレを借りて
次はおばの案内で、母の兄が入院している病院にお見舞いに向かいました。
移動する車から見た空は...あら？今度はちょっと青空が見えて晴れてきてる。。
黒い雲が流れて雨が降ったり、虹がでたり。
この写真↓の真ん中あたりにもかすかに虹がみえます。



病院での面会は、おば、母、私の3人ですることにして、
駐車場に車を停めて、父、弟、妹は車中で待機することにしました。

4年前山形に来た時にも母は兄の家を訪問していました。
その時おじさんは普通に会話していたんです、おじの奥さんも一緒に。
でも今回は奥さんの姿はもうこの世になく、おじも病院のベッドの上で、
まるで別人のような姿でビックリというかショックでした。

こうなると自宅での介護はかなり大変なことだな...とあらためて実感。。
案内してくれたおばが、「この病院に入院するともうここが最後って言われてるんだよ」と。
そう、普通の病院ではないことに気がつきました、初めての体験でした。
院内は若いドクターや看護師さんが多くて、声掛け挨拶も気軽にしてくださったり、
病室も開放的で窓から陽射しも入りやすく明るい印象でした。
でもなんか...独特な空気感というかにおいというか、そういう場所なんだと実感しました。。。

おじはが母や私のことをちゃんとわかってくれたかどうかわかりませんが、
でも顔色も良く体力はありそうだったのでちょっと安心しました。
母も兄と再会できて嬉しそうでした。


面会を終え、駐車場に待たせている父たちが気になって早く戻ろうとしましたが、
ここでまた母のトイレタイム＾＾；
さぞかし「遅い！」って父 不機嫌だろうなって思い、走って戻ってみたら、
３人とも車の中で昼寝していたらしい(笑) ε-(´∀｀*)ﾎｯ

駐車場から父の実家に電話をするとおばさんが電話に出たので、
ここで母の妹と別れて、もう一度父の実家へ向かうことにしました。

午前中不在だったのは、
おじさん(父の兄)がディサービスに行ってる間、おばさんは部屋で休んでいたとのことでした。
おじさんは認知症が進んでいるので、おばさん大変なんだろうなぁ。。。
父は義姉に会うことができて喜んでいました。
そして出発前にトイレを借りました。

帰り際、おばさんが倉に置いてある樽の中から、裏山で採って塩漬けしたわらびをくれました♪
こういうの田舎じゃないと食べられないからとっても嬉しかったです☆



そうこうしているうちにもう夕方16時半を過ぎてしまい、
おばさんに別れを告げて急いで今夜のお宿かみのやま温泉へ向かいました。


4年前と7年前にも泊まった宿ですが、上山(かみのやま)ではちょっと有名な旅館です。
たくさんの著名人のサイン入り焼き皿も飾られています。
この旅館は、いつ来ても何度泊っても また泊まりたいと思う宿です。
どこがいいかというと、外れがないんです、「こうだったらよかったのに」とかそういう部分が。
ストレスや不満を感じなく過ごせるところがいいんです。

到着した部屋は、すでに暖房が入っていて暖かかったです。
本館・別館などと別れていないので、大浴場や食事会場などの移動距離も少なく、
部屋の中もほぼバリアフリーで段差での転倒の心配もありませんでした(予約した部屋にもよると思いますが)。

17時半ごろチェックイン。
昨夜は温泉に入らなかった父母ですが、
今日の部屋にある内風呂は天然温泉のお風呂だったので、人目を気にする母は部屋のお風呂に入りました。
私と妹は部屋の留守番を交代しながらそれぞれ大浴場へ行きました。

あーーー温泉に入って、しばし極楽気分♪
二日間だけの上げ膳据え膳最高だなーー（私の心の叫び( ´艸｀)

父も張りきって 大浴場に行く！と言ったので、弟と一緒に行きました。
転倒しないようにとか着替えのお世話とか、弟はゆっくり入れなかったようで、
食後にもう一度ひとりで大浴場へ行っていました。


そして二日目の乾杯♪

父「みんなで来れてよかったね、久し振りだねぇ」

私「家族5人でこうして山形に来れてよかったね！5人での旅行は32年振りなんだよ♪
　　32年前、私が結婚するからその前に家族みんなで旅行しようって、
　　箱根の強羅温泉に行ったんだよ、それ以来だから。
　　まぁちょうどまた出戻りのタイミングになっちゃったね(笑)。」

自虐ネタ？な私(笑)
父は今夜も上機嫌で、昨夜に引き続きお酒を飲みました。



いつか娘や息子をこの旅館に連れてきたいなと夢見ています。
今回は留守を預かってくれていたので、お土産にこの旅館の名物のプリンを買って帰りました。

二日目、どうにかこうにか、予定していたことはクリアできてよかったです...
とにかくホッとしました。。。

部屋のトイレも段差がなかったので、夜中のトイレも心配しなくてよさそうという安心感や
部屋の空調もいい感じだったせいか、
前日ほとんど眠れなかったのと、アルコールの勢いもあって
この日の夜はいい気分で眠っちゃいました。。。

つづく

コメント 6

素敵な親孝行のご旅行だったんですね。
自分達のことは、すべて後回しで大変でもありましたね。
小さいお子さんを連れてる若いご夫婦みたいに
目が離せないし、駄々こねるし、いろいろありますね♪
自分が小さかった時も、親はこんな風にしてくれてたのかなぁと
立場逆転しつつ感慨深いものがありました。
ご両親が喜んでくれて、本当に良かったですね(#^^#)
by Rchoose19 (2023-12-14 12:53) 

お疲れさまでした。
自分の食事がなかなか出来ないのって、よくわかります。
私も年寄り３人と旅行に行ったとき、そうでした。
ご両親、お墓参りが出来て良かったですね。
高齢になって実家に帰れるって、幸せなことですね。
実家がなくなってる人、多いですものね。
そしてまだ続くのですね。
楽しみです。
by リンさん (2023-12-14 14:09) 

★Rchoose19さん
　ありがとうございます、まさに大きな子供を連れて歩く感じでしたが、
　小さい子供と大きな高齢者...どっちが連れて楽かしら？なんて
　思ったりしましたｗｗ　それに今回は天気が悪かったので余計に大変でした（＞＜）
　とにかくトイレの回数と時間が長く、ロスタイムが多くて、
　予定をクリアできるか気が気じゃなかったです＾＾；
by めりー (2023-12-14 23:43) 

★リンさん
　ありがとうございます、ほんと「早く私も食べさせてよ」って心の中で思いました(笑)
　それぞれ2，30分くらいしか立ち寄れなかったし、天気も悪くてお参りそのものも
　落ち着かない感じでチャッチャと済ませちゃった感じで、それがちょっと残念でしたが、
　もうそんな細かいこと気にしてる場合じゃなかったです＾＾；
by めりー (2023-12-14 23:52) 

ご家族5人でご旅行できる仲で、羨ましいでやす！
ほんとに久々のご家族旅行だったのでやすね！
by ぼんぼちぼちぼち (2023-12-15 09:09) 

★ぼんぼちぼちぼちさん
　ありがとうございます☆生まれ育ったふるさとへの帰省旅行が一番安心できる場所だと
　思いました。きょうだいそれぞれ家族があるので、
　こういう機会でもないとなかなか5人では行けないのでよかったです☆
by めりー (2023-12-16 00:25)